いよいよ開幕したフィギュアスケートの2026-2027シーズン。毎年この時期の一番の楽しみといえば、選手たちが新たな決意とともに披露する「新プログラム」です。
今季の日本女子は、これまでのイメージを覆すような意欲的な選曲や、世界的振付師とのタッグが目白押し。この記事では、注目のトップスケーターたちの使用曲と見どころを分かりやすくまとめました。
最初に一覧表、その後に個々の選手について深堀していきます。
まずは曲名と振付師だけサクッと知りたい!」という方向けに、一覧表にまとめました。(※表は横にスクロール可能です)
曲の背景やプログラムの注目ポイントをじっくり読みたい方は、表の下へ進んでくださいね。
✨ 表は右にスクロールできます →
| 選手名 | 種目 | 曲名 | 振付師 |
|---|---|---|---|
| 島田麻央 | SP | Mili「Between Two Worlds」 | 村元哉中 |
| FS | クリストファー・ティン「Waloyo Yamoni」 | シェイリーン・ボーン | |
| 千葉百音 | SP | 映画『007』より「Skyfall」ほか | ジェフリー・バトル |
| FS | ドビュッシー「月の光 (Clair de Lune)」 | ケイトリン・ウィーバー | |
| 渡辺倫果 | SP | 「Seven Nation Army」 | 村元哉中 |
| FS | ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第3番・第2番」 | ローリー・ニコル | |
| 中井亜美 | SP | 「ポル・ウナ・カベサ (Por Una Cabeza)」 | シン・イェジ |
| FS | ガーシュウィン「パリのアメリカ人」 | デヴィッド・ウィルソン | |
| 松生理乃 | SP | 「Under Paris Skies(パリの空の下)」 | デヴィッド・ウィルソン |
| FS | ドビュッシー「月の光(パスピエ)」 | ローリー・ニコル |
ここからは、今シーズンの日本女子フィギュア界を牽引する5名の選手について、プログラムの背景や演技の注目ポイントを詳しく解説していきます。
- SP:Mili「Between Two Worlds」(振付:村元哉中)
- FS:クリストファー・ティン「Waloyo Yamoni」(振付:シェイリーン・ボーン)
今季から本格的にシニアへ参戦し、さらなる飛躍が期待される島田麻央選手です。
ショートプログラムは、アイスダンス界で活躍した村元哉中さんが振付を担当しました。
美しく蘇る「不死鳥」のような世界観を、しなやかな身のこなしで表現します。
注目のフリー「Waloyo Yamoni」は、ウガンダの雨乞いの祈りをもとにした壮大な楽曲で、「風に打ち勝つ」という力強いメッセージが込められています。
名振付師シェイリーン・ボーン氏の手によって引き出された大自然のスケール感を、持ち前の高難度ジャンプとダイナミックなスケーティングでリンクいっぱいに描き出します。
- SP:映画『007』より「Skyfall」ほか(振付:ジェフリー・バトル)
- FS:ドビュッシー「月の光 (Clair de Lune)」(振付:ケイトリン・ウィーバー)
ショートとフリーで全く異なる顔を見せてくれるのが今季の千葉百音選手です。
ショートはジェフリー・バトル氏の振付で、これまでの清楚で可憐なイメージを覆すミステリアスな「ボンドガール」に挑戦します。
大人っぽくクールな表現で観客を惹きつけます。
一方のフリーは、ケイトリン・ウィーバー氏振付によるドビュッシーの名曲「月の光」です。
千葉選手最大の武器である、氷に吸い付くような美しく滑らかなスケーティングと、ポジションの美しいスピンを存分に堪能できる、静かで幻想的なプログラムに仕上がっています。
- SP:「Seven Nation Army」(振付:村元哉中)
- FS:ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第3番・第2番」(振付:ローリー・ニコル)
代名詞である大技トリプルアクセルを武器に戦う渡辺倫果選手です。
ショートでは世界的ロックアンセムである「Seven Nation Army」を選曲しました。村元哉中さんの振付によるエッジの効いたクールで力強いステップは必見です。
フリーでは一転して、フィギュアスケート界のレジェンド振付師、ローリー・ニコル氏とタッグを組みます。
選んだのはラフマニノフの重厚でドラマチックなピアノ協奏曲(第3番・第2番)です。
激しいロックから壮大なクラシックまで、両極端の世界観を演じ分ける彼女の豊かな表現力に注目が集まります。
- SP:「ポル・ウナ・カベサ (Por Una Cabeza)」(振付:シン・イェジ)
- FS:ガーシュウィン「パリのアメリカ人」(振付:デヴィッド・ウィルソン)
ジュニア時代からダイナミックなジャンプで世界を沸かせてきた中井亜美選手は、今季さらに大人の表現力に磨きをかけています。
ショートでは、フィギュアスケートの定番でもある情熱的なタンゴ曲「ポル・ウナ・カベサ」を選び、韓国のシン・イェジ氏による複雑で個性的な振付を滑りこなします。
フリーはデヴィッド・ウィルソン氏の振付で、クラシックとジャズが見事に融合したガーシュウィンの「パリのアメリカ人」です。
都会的で明るく、時にコミカルな要素も含む軽やかな世界観を、持ち前のジャンプとともにどう魅せてくれるかが大きな見どころです。
- SP:「Under Paris Skies(パリの空の下)」(振付:デヴィッド・ウィルソン)
- FS:ドビュッシー「月の光(パスピエ)」(振付:ローリー・ニコル)
流れるような極上のスケーティングスキルを持つ松生理乃選手は、二人の世界的振付師を迎えてシーズンに挑みます。
ショートはデヴィッド・ウィルソン氏の振付で、優雅なシャンソンの名曲「パリの空の下」を可憐に演じます。
フリーはローリー・ニコル氏の振付で、ドビュッシーの「月の光(ベルガマスク組曲よりパスピエ)」を選曲しています。
千葉百音選手の「月の光」とは異なる曲調・アプローチとなっており、それぞれの振付師の個性や、選手ごとの楽曲解釈の違いを見比べることができるのも、今シーズンのフィギュアスケートの奥深い楽しみ方の一つです。
各選手が世界的振付師たちとタッグを組み、新たな表現の境地に挑む意欲的なプログラムが出揃いました。
クラシックからロック、軽快なジャズまで多彩な楽曲が氷上を彩り、誰が次世代のヒロインとして羽ばたいていくのか毎試合目が離せません!



