【動画あり】日本の「馬脱走事件」衝撃度ランキングTOP5 なぜ逃げるのか

「馬が道路を走っている!」そんなニュースを見ると驚きますが、実は日本国内では、毎年のように馬の脱走事件が起きていることをご存知でしょうか?

2026年1月には明治大学の馬が街を散歩して大きな話題になりましたが、過去には「高速道路」や「運河」を爆走した規格外の事例もあります。今回は、過去に日本で起きた馬の脱走事件の中から、特に映像のインパクトが強かったものをランキング形式で紹介します。

(※一部、重大な事故の事例も含みます。馬の管理の難しさや、遭遇時の安全対策についても触れています)

第5位:ミニチュアホース「くりまめくん」の冒険(2023年)

衝撃度:★☆☆☆☆(癒やし)

第5位は、もっとも平和で可愛い脱走事件です。 2023年、東京都江東区の介護施設からミニチュアホースの「くりまめくん」が脱走しました。

コンクリートジャングルの都会の道路を、小さな馬がポコポコと走る姿は「ぬいぐるみが動いているみたい」とSNSで大きな話題になりました。

最終的には警察官に確保されましたが、パトカーに乗せられる姿すら愛らしく、日本中を癒やした珍事件でした。

第4位:北海道で除雪車と並走(2022年)

衝撃度:★★☆☆☆

さすが北海道、スケールが違います。 北海道南幌町で、除雪作業中の隙をついてサラブレッドが脱走。真っ白な雪道をものともせず、力強く疾走しました。

車載カメラには、車の横を並走する馬の姿がバッチリ映っており、「ファンタジー映画のワンシーンかと思った」「雪国ならではの光景」と話題になりました。

第3位:明治大学馬術部の「お利口」散歩(2026年)

衝撃度:★★★☆☆

第3位は、記憶に新しい最新の事例です。 2026年1月5日、神奈川県の多摩川沿いにある明治大学馬術部から馬が脱走しました。

この馬が凄かったのは、その「賢さ」です。 約20分ほど街を散歩した後、駆けつけたパトカーの誘導に従い、暴れることなく自ら厩舎へ帰宅しました。ネット上では「初詣帰りかな?」「お利口すぎて逆にすごい」と、その育ちの良さが称賛されました。

第2位:神奈川・伊勢原の「悠々」散歩(2024年)

衝撃度:★★★☆☆

神奈川県伊勢原市で撮影された映像です。 交通量の多い車道を、まるで自分の庭かのように悠々と歩く馬の姿が目撃されました。 対向車も驚いて徐行する中、堂々と練り歩く姿は貫禄たっぷり。「news every.」などのニュース番組でも特集され、そのシュールな光景が注目を集めました。

第1位:伝説の「運河水泳」脱走(2020年)

衝撃度:★★★★★(規格外)

日本中が目を疑った伝説の脱走劇です。

2020年6月、大井競馬場の「サルダーナ号」が脱走し、向かった先はなんと「京浜運河」でした。

「溺れるのでは!?」という心配をよそに、馬はスイスイと運河を泳ぎ始め、そのまま対岸まで泳ぎきって上陸しました。

「馬って泳げるの!?」「トライアスロンかよ!」と、生物としてのポテンシャルの高さを見せつけた衝撃事件です。

そもそも馬はなぜ脱走をしてしまうのか!!

馬が脱走するのは、決して遊びたいからではありません。そこには草食動物ならではの深い理由があります。

「草食動物」ゆえの圧倒的な臆病さ

馬は「捕食される側」の動物として進化しました。

脳の「扁桃体」が発達しており、「怪しいものは、正体を確認する前にまず逃げる」という本能がDNAに刻まれています。

  • 音への過剰反応: 人間には聞こえない高周波や、風で煽られたビニール袋の音さえも恐怖の対象になります。
  • 視野の広さが仇に: 視野は約350度ありますが、真後ろ以外の「視界の端」で何かが動くだけでパニックのスイッチが入ります。

「狭い場所」への恐怖

馬は本来、狭い場所を「外敵が来ない安全なシェルター」として好みます。

しかし、パニック時には「閉じ込められた檻」だと感じ、広い方、明るい方へとがむしゃらに突き進んで柵を越えてしまいます。

また、逆に「早く安心できる自分の部屋に帰りたい!」と急ぐあまり、ハンドラー(引き手)の手を振り切って道路へ飛び出してしまうケースも多いのです。

「逃走距離」の長さ

一度スイッチが入った馬は、安全だと確信できるまで止まりません(逃避反応)。

脳内にアドレナリンが大量に出るため、「ブレーキが壊れた状態」になり、自分が怪我をしても気づかずに走り続けてしまうのです。

もし街で「脱走馬」に遭遇したら?

時速60km以上、体重500kgの巨体は、衝突すればダンプカー並みの衝撃があります。

二次被害を防ぐため、以下の「3つのNO」を徹底してください。

  1. 近づかない・叫ばない(刺激NO) 「おーい!」という叫び声やスマホのフラッシュは、パニックを悪化させます。静かにその場を離れ、進行方向を空けましょう。
  2. 真後ろに立たない(背後NO) 馬の真後ろは完全な死角です。背後に立つと「見えない敵」に襲われると錯覚し、人間の骨を簡単に砕く「後ろ蹴り」を放ちます。
  3. 自分で捕まえようとしない(無理NO) 500kgの力は人間には止められません。引きずられたり踏まれたりする恐れがあります。

【正しい対処法】

  • 建物内やガードレールの内側など、安全な場所へ避難する。
  • すぐに110番(警察)へ通報し、場所と走っていった方向を伝える。

まとめ

馬の脱走劇は、時にコミカルに見えることもありますが、その背景には彼らの必死な生存本能があります。

もし街で見かけても、決して驚かさず、プロの救助を静かに待つのが、人間にとっても馬にとっても一番の優しさです。